広告の費用対効果 解析用アルゴリズム「ROI+」の概要
クロスメディアやトリプルメディアでキャンペーンの規模が大きくなり、使う媒体が増えるほど、媒体個別の効果を算定する事は難しくなります。しかし本来、使用する全ての広告の費用対効果を正確に把握し、自社にとって最も費用対効果が高くなる様に媒体配分やクリエイティブ、コンタクトポイントを管理したい、というのが広告主のホンネだと思います。
「ROI+ アルゴリズム」は、この様な広告費用対効果への要請を受け、ROI+の運営会社コレクシアのデータサイエンスセンター(※)が開発した広告費用対効果算出用のシミュレーションアルゴリズムです。この技術は複数媒体が使用されているプロモーション下で、広告と広告以外の効果を切り分け、更に特定の媒体”のみ”に由来する売上や利益分を推定する事を可能にします。
アルゴリズムには従来型のマス4媒体やプロモーション媒体から、店頭プロモーション、ネット広告、ソーシャルメディアまで様々な広告媒体及び、それらの組み合わせによるクロスメディアやトリプルメディアのROIを算出、評価して、改善する為の様々な解析モジュールが搭載されています。ROI+では、このアルゴリズムのモジュールを、広告主さまのニーズに合わせて適宜組み合わせ、最適なソリューションを提案しています。また、販売員やCSR活動、PRなど様々な顧客接点の費用対効果に拡張する事も可能です。
広告管理のPDCAサイクルとROI+アルゴリズム
※株式会社コレクシアのデータサイエンスセンターは、データ解析によってマーケティングの様々な諸問題に対応する為の専門部署です。数学、金融工学、ミクロ経済、ベイズ統計、機械学習、オペレーションズリサーチなど、様々なマーケティングサイエンスのバックグランドを持ったエコノミストやデータサイエンティストと、ブランドコミュニケーションや消費者行動理論に精通したマーケティングコンサルタントにより構成されています。
ROI+アルゴリズムの各種解析モジュール
ROI + Base
特徴1 ブランドに重要なターゲットの探索
特徴2 データ中の誤差測定と誤差除去
特徴3 売上や利益の中から、広告に由来する額を計算
特徴4 複数の媒体の効果を切り分け、各媒体個別の効果を算出
ROI + Formulation
ROI + Diagnostics
特徴1 購買プロセスに対する効果の診断
特徴2 ROI視点での媒体の強み弱み把握
特徴3 購買行動停滞の解消に対するROI
特徴4 行動促進力とROI-媒体の総合評価