顧客理解/未顧客理解の専門コース
今、「顧客理解」が大きなテーマとなっています。多くの企業にとって、顧客とどう向き合い、どうビジネスの成果につなげていくかは共通の課題です。一方、顧客目線や顧客主義を標榜しつつも、商品開発や広告宣伝の現場には顧客理解が浸透しておらず、どのように手を付けるべきか分からないといった悩みもよく聞かれます。
そうした背景を受けて、コレクシアでは顧客理解・未顧客理解のトレーニングや社内研修を実施しています。これまで100以上の企業、ブランドで活用されてきたノウハウを、コーチング経験豊かな顧客理解の専門家がインストラクションします。
<講師紹介>
芹澤 連
村山 幹朗
株式会社コレクシア マーケティングプランニング局長
マーケティングサイエンティスト。数学、統計学、計量経済学、データサイエンスなどの理系アプローチと、心理学、文化人類学、社会学などの文系アプローチに広く精通。未顧客理解の第一人者として、事業会社やメーカーの事業拡大を支援。「芹澤顧客研究ラボ」主幹。著書に『”未”顧客理解』(日経BP)。
株式会社コレクシア 代表取締役
2011年に株式会社コレクシアを創業。マーケティングリサーチを用い、顧客データに基づいたブランドの戦略策定・施策立案の支援を行う。現在までに5000件を超えるカスタマージャーニーを作成し、ブランドの成長を実現する顧客体験の設計を手掛けている。著書に『顧客体験マーケティング』(インプレス)。
●なぜ、顧客理解の文化が育たないのか?
そもそも、顧客理解を学ぶ機会があまり多くありません。また経営陣と現場で顧客理解の定義が違うことも多々あります。企業トップの方は経営戦略論を重視されますし、現場ではデジタルマーケティングが重視される傾向にあります。しかしどちらも、市場やツール起点の話であり顧客起点の考え方ではありません。
●顧客理解は、日常業務で自然と身につくスキルではない
一般的に、顧客視点や顧客理解は「社会人として働いていれば自然に身に付くもの」と思われていますが、「顧客視点に立ってビジネスの成果を生み出す」というのは一種の専門技術です。お客さまのためにという意識の高さや、顧客のことを考える時間の多寡の問題ではありません。
マーケティング部門で働いていても、実際に顧客と向き合うこと、理論と実践を行き来することはほとんどありませんから、「今、ブランドに不足しているものは何か、どうすれば事業を成長させることができるか」という大局観は育ちにくいわけです。
コレクシア監修:「顧客理解/未顧客理解」トレーニングコース
一橋大学の野中郁次郎教授らが提唱するSECIモデルに基づいた、「顧客理解を組織に定着させるナレッジマネジメント」を、セミナーやワークショップなどの形式で提供します。
<社内研修・セミナー>
座学で、顧客理解/未顧客理解の基本と応用を身につけます。
いざ顧客理解を始めようとすると、「何から始めればいいか分からない」という問題に直面します。まずは座学で、顧客理解の入門と基礎を学んで頂きます(オンライン・オフライン対応/1~2時間)。
<ワークショップ>
ケーススタディを通して考え方と手の動かし方を学び、
「1ワークショップ、できることが1つ増える」を目指します。
顧客理解は広範な課題解決に活かせますが、「どんな時、どんな側面の理解が役立つのか」という引き出しを増やすことが大切です。ワークショップでは、ケースメソッドで視点(WHAT)とアプローチ(HOW)をセットで身につけます(座学+実践形式ワークショップ/2~3時間)。
<カスタマイズトレーニング>
クライアントの課題感やレベルに合わせて、トレーニング内容をカスタマイズします。
実際に顧客理解プロジェクトを企画・実施して、個別の課題やタスクに顧客起点で取り組むためのアプローチを学びます。特に、実務で頻出するにも関わらずどう取り組めばよいか困るテーマを中心に取り扱います。
<人気のトレーニングテーマ>
顧客理解にはどのような切り口があるのか?
- 生活文脈を理解する
- 生活の変化を理解する
- 社会変化と新しい市場を理解する
- 顧客が参加しているゲームを理解する
- 特定の行動が起こる条件(規則性)を理解する
- 顧客の主観的な世界観、経験則やバイアスを理解する
- 顧客にとっての進歩と、進歩の原点を理解する
- 代替品や代替行動を理解する
- 顧客とブランドの生活接点を理解する
- 価値として受け入れられたブランドの側面を理解する
- コーホート(Z世代、シニア層、LGBTQなど)を理解する
実務を顧客起点で進めるためのワークフロー
- 商品を買ってくれるターゲットの見つけ方
- 成長性のあるトレンドを見つけてアイデアを検証する手順
- 市場拡大・新規獲得の成功パターン、失敗パターン
- 潜在市場のポテンシャルを数値化して測る方法
- 体験価値を高めるために尖らせるべき商品特徴の見極め方
- 新しい生活習慣を根付かせるプロモーション手順
- ブランドポートフォリオの整理の仕方
- 意味のある差別化ポイントの見つけ方
- ファンとライトユーザーのインサイトの違い
- ブランドストーリーをアップデートする際のチェックリスト
- 成長シナリオを作る時の注意点とリスクファクターの見極め方
- 強化すべきカテゴリーエントリーポイントの決め方
<連載、寄稿>
マーケティングにも変化を強いている新型コロナウイルス。このコロナ禍の生活で変わったこととは?ライフスタイルの変化や購買行…